相続・空き家はだれに相談する?

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相続した実家の手続きは、内容によって担当する専門家が違います。法律で「その資格を持つ人しかできない」と決められている業務もあるため、困りごとに合った相談先を選びましょう。

ひと目でわかる相談先

困りごと相談先
実家の名義を変えたい司法書士
相続税がかかるか知りたい・申告したい税理士
家を売ったあとの税金を知りたい税理士
兄弟で分け方がまとまらない弁護士
借金が多く、相続放棄を考えている弁護士・司法書士
家がいくらで売れるか知りたい不動産会社(宅建士)

争いのない相続で、遺産分割協議書の作成などの書類づくりだけを頼みたい場合は、行政書士に依頼できることもあります。

司法書士相続登記(名義変更)

頼めること

  • 相続登記(不動産の名義変更)の申請の代理
  • 戸籍謄本の収集、法定相続情報一覧図の作成
  • 遺産分割協議書の作成
  • 相続放棄で家庭裁判所に出す書類の作成

こんなときに相談

  • 実家の名義変更をしたい
  • 戸籍を集めるのが大変・相続人が多い
  • 売却の前に名義を整えたい

相続人どうしで争いがある場合の交渉や代理は、弁護士の仕事です。

税理士相続税・売却の税金

頼めること

  • 相続税の申告書の作成・提出
  • 亡くなった人の準確定申告
  • 家を売ったときの確定申告(空き家の3,000万円特別控除など)
  • 土地の評価や、税金を減らす特例の検討

こんなときに相談

  • 遺産の合計が基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超えそう
  • 相続した家を売って利益が出そう
  • どの特例を使うと有利か知りたい

相続税の申告期限は、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内です。相続税に詳しい税理士を選ぶと安心です。

弁護士相続人どうしのもめごと

頼めること

  • 遺産分割で意見が合わないときの交渉の代理
  • 家庭裁判所の調停・審判の代理
  • 遺留分(最低限の取り分)の請求
  • 借金が多いときの相続放棄の相談

こんなときに相談

  • 兄弟で家の分け方がまとまらない
  • ほかの相続人と直接話したくない
  • 遺言の内容に納得できない

ほかの相続人との交渉を代わりに行えるのは、弁護士だけです。

宅地建物取引士(不動産会社)査定・売却

頼めること

  • 家や土地の査定
  • 売却の仲介(買主探し、契約の手続き)
  • 契約前の重要事項の説明(宅建士だけができる業務)
  • 不動産会社による直接の買取の相談

こんなときに相談

  • 家がいくらで売れるか知りたい
  • 売るか貸すか迷っている
  • 古い家・傷んだ家の売り方を相談したい

宅建士は不動産会社に所属しています。売却の相談は、宅地建物取引業の免許を持つ不動産会社にします。

専門家を選ぶときのポイント

  • 相続の実績があるか:同じ資格でも得意分野はさまざまです。相続・不動産を多く扱っている事務所を選びましょう。
  • 費用を最初に確認する:報酬は事務所ごとに決められています。見積もりをもらい、何が含まれているかを確認しましょう。
  • まとめて相談できるか:司法書士・税理士・弁護士が連携している事務所なら、窓口を一つにできます。
  • 公的な無料相談も使える:市区町村の法律相談や、各士業の会が開く無料相談会もあります。

このページは一般的な業務の範囲をまとめたものです。個別の案件でどこまで依頼できるかは、各事務所にご確認ください。

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